年々新たなゲーム機が続々と登場している昨今。2020年には世界的に半導体不足が深刻となり、RSなどで入手可能なゲートドライバICなどの各ゲーム機に内蔵されている半導体もこの影響を受け、一部のゲームの生産に支障が出ていました。最近ではその状況は改善されつつあり、今後は更にこの問題も解消されていくと言われており、ゲームの生産や販売台数の伸びも期待されています。長年、人々の心を魅了し続けているゲーム。今回はその歴史を辿ってみましょう。
1950年代:ビデオゲームの始まり
1950年代から60年代にかけて、アナログコンピューターと電子部品を組み合わせて製作された「Tennis for Two」や〇×ゲームができる「OXO」といったコンピューターゲームが製造され、これらが最古のゲームの一つであるとされています。
1970年代:家庭用ゲームの始まり
1970年代ごろから、LSIと呼ばれる大規模集積回路の集積度が向上したことによって、家庭内で遊べるゲームが販売され始めました。1972年にマグナボックス社が「オデッセイ」を北米で発売し、それは世界初の家庭用ゲーム機となりました。翌年には欧州で発売開始し、1975年の生産終了までに約35万台を販売しました。
その後、同年にアメリカのアタリ社がビデオ画面上に再現された卓球ゲームである「Pong」(「ポン)を発売しました。1974年頃まで生産され、アメリカでは1970年代の終わりまで、そして欧州では1980年代の初めごろまで親しまれ、極めて人気の高い商品でした。
その後も、1978年には大ヒットとなったシューティングゲーム、「スペースインベーダー」が発表されるなど、この時代に一気にさまざまなゲームが一大ブームとなりました。
1980年代:ファミコンの登場
1983年に任天堂が「ファミリーコンピュータ」(通称ファミコン)を日本で発売開始し、出版業界や音楽業界などほかの業種にも影響を与え、大ヒットとなりました。ドンキーコングやゼビウス、ロードランナーなど様々な対応ソフトを発売しましたが、その中でも1985年に発売されたスーパーマリオブラザーズ、翌年発売のドラゴンクエストは世界的にヒットとなり、社会現象をも巻き起こしました。
また、この時代から本格的にテレビゲームが普及し始めました。
1990年代:プレイステーションの発売
1994年にソニーコンピュータエンタテインメントが日本で発売開始した「PlayStation」は世界初の家庭で3Dグラフィックを実現したもので、数あるソフトの中でもファイナルファンタジーシリーズ、メタルギアソリッド、ドラゴンクエストシリーズは大人気を博し、現在でも親しまれるほど名作になりました。
その後、1996年に任天堂がスーパーファミコンの後継機として「NINTENDO64」(通称ロクヨン)を発売し、3次元空間を体験できるとの売りで、どうぶつの森やゼルダの伝説シリーズ、ポケモンシリーズなどのソフトで多くの人を魅了しました。
2000年代:Xboxの誕生
2000年にはPlayStation2の発売が開始、その後、マイクロソフトが開発し、2001年に発売された「Xbox」、任天堂のゲームキューブが2001年に発売されるなど、この頃から新たなゲームの開発と発売が次々と始まり、現在に至るまで新たなゲーム機やソフトで私たちの生活に娯楽を与えてくれています。
おわり
今後はVRやAIなどの技術も発展し、更なる新しいテクノロジーを使ったゲームが開発され続けることは言うまでもありません。もしくは、レトロゲームのブームが再度到来することもありそうですね。今後もゲーム業界の移り変わりには目が離せません!
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