ネット上に煮干にフグが混じった画像がアップされ、瞬く間にツイッターなどで話題になっています。
煮干に混じったフグ?と思うかもしれませんが、実は今回騒動になっているのは「購入した煮干に小さなフグが混じっていた」ことです。
大きなフグはさすがに食べると命の危険性がありますが、小さな河豚なら大丈夫なのか・・・というのが、今回の問題点です。
そこで、煮干に混じった小さなフグを食べても、体に問題がないのかを調べてみました。
煮干しにフグが混ざった画像が話題に!
煮干しの中にフグが入っていた!!! | netgeek https://t.co/JpeWMUP1cP pic.twitter.com/UiIFcMvzbh
— netgeek動物 (@netgeekAnimal) 2020年1月10日
今回話題となっているのは、国産いりこの煮干の中に、小さなフグが混じっていたことです。
たぶん、僕なら気が付かずにそのまま食べていたかもしれません・・・
さて、このフグの混入ですが、実はそこまで珍しいことではないようです。
過去にも煮干に混じっていたことは報告されていますし、スーパーで購入した豆アジのパックの中にフグの稚魚がいた・・・など、ちょくちょくあります。
そのため、厚生労働省が注意喚起を2014年から行っているようですが、小さすぎるため0にするのは難しいようです。
稚魚とはいえ毒性のフグを食べても大丈夫なのか?
今回の議題は「稚魚とはいえ毒性のフグを食べても大丈夫なのか?」というのが争点となっています。
結論から言うと【食べない方がいい!】です。
僕は魚の専門家ではないのですが、父が料理人なので聞いてみたところ、「今回の小さなフグだと成人の場合害はないと思うが、どの程度の毒性があるかはわからないため、気づいたら絶対に食べないほうがいい」と言っていました。
つまり見つけたら【絶対に食べない方がいい】ということです。
今回の場合、フグが小さいので毒を持っていない可能性もありますが、「フグ=毒性のある魚」なので、たとえ小さくても食べないことが大事です!
最近では栃木県の那珂川町で養殖されたフグは毒がないので、1番美味しいとされる肝も食べられると話題になりました。
養殖にはずいぶんと苦労したそうですが、凄いことですよね♪
フグが毒性をもつ理由
フグも最初から毒をもっているわけではなく、その過程で毒をもつようになります。
その過程とは【食事】です。
フグはヒトデや貝類を中心に食べて成長していきます。
このとき、ヒトデや貝はプランクトンを食べるのですが、このときにビブリオ菌という毒を体内に蓄積していきます。
毒性の食べ物を食べて成長するのですから、当然フグも体内に毒を蓄積していきますよね。
この毒に対して、フグは耐性を持っているらしく、外敵から身を守るためにテトロドトキシンに変換し、強力な毒性を体内に持つそうです。
まとめ
SNSでは「煮干に混ざったフグは食べても大丈夫なのか?」と話題になっていますが、結論は「食べてはダメ!」ということです。
煮干に混ざっているとかなり気がつきにくいので、もしかすると過去に知らずに食べていた方もいたかもしれませんが、見つけたら絶対に食べないようにしてくださいね。
ただ、煮干なので出汁をとるために使われることが多いと思いますので、直接食べることは少ないかな・・・とは個人的に思います。
またフグにトラフグ・クサフグ・ハコフグなど色んな種類がありますが、今回はどの種類かわかりませんでした。。。
では、まったね~
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