日本国内での新型コロナウイルス(COVID-19)は、2020年2月29日の時点では239人、死亡者は5人と報告されています。
同日のクルーズ船での感染者数は705人、死亡者は6人。
世界中で感染が広がっており、毎日のようにテレビで報道されています。
今回は新型コロナウイルスの感染するとどんな症状が出るのかについて、WHOが公表した報告書(2月20日まで対象)を見ていきたいと思います。
新型コロナウイルスの感染するとどんな症状が出るのか?
まず、この世界保健機関(WHO)の報告書(2月20日まで対象)は、中国でのデータとなっており、対象者は55,924人です。
3月1日現在だと中国の感染者数は79,824人、死者は2,870人と公表されています。
今回の新型肺炎に感染すると、どのような症状が出るのかですが、
症状 | 割合 |
発熱 | 87.9% |
乾いた咳 | 67.7% |
倦怠感 | 38.1% |
たん | 33.4% |
息切れ | 18.6% |
筋肉痛または関節痛 | 14.8% |
のどの痛み | 13.9% |
頭痛 | 13.6% |
悪寒 | 11.4% |
吐き気または嘔吐 | 5.0% |
鼻づまり | 4.8% |
下痢 | 3.7% |
かっ血 | 0.9% |
となっており、日本の報道でも多い「発熱」の割合が多かったです。
また意外と日本の報道では倦怠感というのが多いですが、この報告では38.1%という内容でした。
これらの報告書を見ると、風邪の症状とほとんど似ているため、自己判断は難しそうです。
なお、19歳以下の子供の感染率は2.4%で、重症化したのは2.5%と報告されています。
新型コロナウイルス感染者の80%が軽症
これも日本のテレビなどで報道されていますが、新型肺炎の約80%は無症状・軽い症状であると言われています。
では残りの20%についてですが、
症状 | 割合 |
呼吸困難など重症 | 13.8% |
重篤化 | 6.1% |
という報告がされています。
このデータより、専門家などが「怖がる必要がない」「ほとんどの人が軽症」という話をしています。
ですが、100人いればその内の20人が重症になるわけで、僕からするとやはり怖いというのが本音です。
新型コロナウイルスが短期間での再感染の可能性があると、特効薬は難しくなるとも言われているので、やはり感染しないことが大切。
年齢と持病もちで致死率が高くなる
こちらもテレビ番組やニュースなどで報道されている通り、年齢が高くなると致死率が高くなり、かつ持病を持っていると確率が上がると言われています。
80代以上になると21.9%となるそうで、中国当局も当初は平均年齢73歳という報道もありましたから、やはり年齢が高くなると肺炎をおこしやすくなり危険です。
持病に関しては「高血圧」や「糖尿病」「呼吸器系病気」などが重症化しやすく、60代以上の持病もちだと重症化するリスクが高くなります。
まとめ
基本的にはテレビ番組で放送される情報も、このWHOのデータを参考にするので、大きな違いはないと思います。
国内での感染者は2月29日現在では239人であり、中国が感染している人数よりも下回っているため、参考にするのは当然です。
ただし、世界各国の報道を見ると致死率などは大きな変動があり、国によって治療なども含めると差が出るのかもしれません。
日本の政府は3月より、PCR検査がしやすい環境を整えると言っており、これによって一時的に韓国のように爆発的に新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者が増えることが予想されます。
その際にパニックにならないよう、自分でできる範囲の予防を徹底しましょう!
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