お湯を飲んで新型コロナウイルスを予防するデマ!LINEやツイッターで嘘拡散!

新型コロナウイルス

2月25日現在で新型コロナウイルスに感染したのは、クルーズ船を除くと159人となっています。

世界で見ると79,570人の方が感染しており、日本だけではなくイタリアや韓国でも広がりを見せています。

これだけ新型肺炎が広がると、すごく怖くなってしまいますよね・・・

少しでも新型コロナウイルスに感染したくない、予防したいと思い、今回のような「お湯を飲んで新型コロナウイルスを予防」という情報が本当なら信じたいですよね。

お湯を飲んで新型コロナウイルスを予防するデマがLINEやツイッターで嘘拡散!

この件に関しては全くのデマであり、嘘(チェーンメール)が拡散されています。

これは2週間ほど前に中国などで流行ったものが、日本でも使われたようです。

過去に東日本大震災のときもそうでしたが、この手の情報はよく流れてきます。

実際に僕にもタイムラインで流れてきて、

「今回のコロナウイルスは非常に熱に弱いことがわかりました。耐熱に乏しく、26度ー27度の温度で殺傷します。より多くのお湯を飲んでください。お湯を飲むことは全てのウイルスのためにも効果的。冷たいものは厳禁です。外出時はポットを持って出かけ、なければ出先で熱いお湯や白湯を調達して飲むようにしてください。」

と言った感じです。

最後には「医療機関やアメリカからの情報」と締めくくってあり、あたかも本当かのように書いています。

この情報なら、最後にどこの論文とか発表したURLとかがあればまだ可能性はあるんですが、ないですからね。

また情報がガセだと思うのは、そもそも26度や27度の温度ってぬるいですよね?

人間の体温ですら36度前後ですよ?

まな板を思い出してもらえば分かりやすいかもしれませんが、菌を殺菌するのに沸騰したお湯とかで洗い流すはずです。

お風呂もそうですが、お風呂のお湯って大体38度~42度程度だと思います。

つまり、26度~27度ってかなり温いのに、ウイルスを予防できるとか考えにくいです。

医療ガバナンス研究上の上昌広理事長も「常識的に考えてありえない」と否定しています。

人間より体温が低いお湯や白湯で、本当に新型コロナウイルスが予防できるなら、ここまで感染しているとは思えないのですが。

最近ではトイレットペーパーがなくなるデマも拡散されました。

トイレットペーパーやティッシュがコンビニやスーパーにもないのはなぜ!いつ入荷されるのか?

お湯を飲んで予防は3つのパターンがある

上記で紹介したのも1つですが、あと2つのパターンがLINEやツイッターで拡散されています。

コロナウイルスは57度で死滅する。だから、より多くのお湯を飲みなさい。冷たいものは厳禁!

コロナウイルスは実は非常に熱に弱いらしい。普段から白湯を飲むようにするとイチコロらしい。36度前後でいいので楽勝!

このようなパターンのどれかが多いそうです。

この3つに共通しているのは「お湯や白湯」「冷たいものは厳禁」ということ。

冷たいものは体を冷やすので、この時期は厳禁するのは理解できます。

ただし、3つのパターンを見てもらえば分かりますが、お湯の温度がバラバラなんですよね。

僕に送られてきたのは26度ー27度と1番デマっぽいです。

まとめ

現在はツイッターやLINEは使いやすいSNSであり、拡散されるスピードがすごく早いです。

この「お湯を飲んで予防」できる情報が本当であれば問題ないのですが、この話は信憑性が薄いです。

専門家も警告をならしているくらいです。

とはいえ、お湯や白湯を飲むこと自体は体に良いので、無料でできるので試してみても損はないと思います。

ただ、新型肺炎に効果があるのかと言えば疑問でしかありませんが。

以上となります。

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