新型コロナウイルスに有効な薬として「抗HIV薬」が効き目があるとして、最近話題になっています。
ところが、全体の需要として抗HIV薬が足りないのではないかと指摘されています。
現在は新型コロナウイルス(新型肺炎)の唯一有効な薬として期待されていますが、国内で蔓延してしまうと・・・
今回は新型コロナウイルスに有効な抗HIV薬の状況についてまとめてみました。
新型コロナウイルスの治療に効果が期待される抗HIV薬
海外より新型肺炎(COVID-19)に抗HIV薬が効果があったと報告され、国内でも治療に使われるようになりました。
ところが、本来は新型コロナウイルスに使うために開発された薬ではないため、国内での感染が爆発的に増えてしまうと、圧倒的に薬の量が足りなくなってしまいます。
また、HIVに感染して薬を飲まれている方にも、薬が届かない事態にも発展しかねないので、早急に作る必要があります。
政府もそのことを不安視してか、
新型コロナウイルスによる肺炎(COVID-19)への有効性が報告されている抗HIV薬の安定供給に向け、厚労省医政局経済課は2月12日、事務連絡を発出した。
との通達を出しています。
これによって通常よりも多くの量が市場に出ると思いますが、中国での感染者の増加率を見ると、国内で蔓延するとそれでも足りない可能性があります。
また、それ以上に問題になっているのが、感染した場合、「病院での隔離は限度がある」ということです。
クルーズ船を除き、国内での感染者数はまだそれほど多くないため、政府が指定している特別感染症医療機関で徹底的に治療や隔離が専念できますが、通常の病院ではこのような施設はないため、他の患者に移してしまうことが懸念されています。
抗HIV薬で新型コロナウイルスが治るのか疑問
こちらは話題にはなっていませんが、本当に抗HIV薬で新型コロナウイルスが治るのかですよね。
現在中国や国内で感染し治った方を見ると、抗HIV薬を使われた感じではなく、自分の治癒力などで治っているように見受けられます。
また、死亡された方の状況を見ると、「高齢者」「持病もち」との報告が多く、治癒力の低い方が重症化しています。
海外での報告で新型コロナウイルスに効果が期待できるとされ、国内でもやっと治療の選択肢に入った段階なので、今の時点では抗HIV薬で治るのかは疑問です。
とはいえ、今の段階では特効薬や治療薬・ワクチンが一切ありませんから、有効であることを期待したいですね。
ワクチンや薬はまだ先
各国も何もしていないわけではなく、すでに新型コロナウイルスに有効なワクチンや薬の開発を進めています。
今回はあまりにも規模の大きな病気なだけに、各国が提携して共同開発などをしているため、スピーディーに進んでいるとされています。
ですが、現在報道されている情報によると、最短でも6月くらいにはなる見込みだそうなので、蔓延が仕切ったあとになる可能性が高く、現在は自分での防衛するしかありません。
まとめ
各国で新型肺炎対策に力を注いでいますが、新しい病気であるため対応が後手後手になっています。
そのため、国内においてはもう感染経路を調べることが困難であり、一部の専門家からはもう蔓延が始まっている可能性がある・・・との指摘もあるくらいです。
現在は抗HIV薬で治るかもしれないとされていますが、感染力が非常に強く、中国のように一気に広がる可能性も懸念されています。
そうなると薬が足りなくなるため、仮に抗HIV薬が効果があったとしても使えずという状況に追い込まれてしまいます。
本来であれば水際で止めて欲しかったですが・・・
また何か新しい情報が分かれば更新したいと思います。
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