クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の感染者数が174人(2月12日現在)にのぼり、日に日に増えています。
今回は厚生労働省の検疫官が初感染する失態を犯し、話題となっています。
ただ、疑問になったのはなぜ男性検疫官が感染したのか、ですよね。
ここではクルーズ船で新型コロナウイルス(新型肺炎)に感染した男性検疫官についてまとめてみました。
検疫官も新型コロナウイルス感染!
事の発端は、2020年2月3日~4日の夜に、男性検疫官がクルーズ船内で作業をされていたようです。
このとき、乗客の方と接する機会が発生しましたが、手袋・マスクはきちんと着けており、1人の乗客と接触するごとに手を消毒していたそうです。
が、防護服やゴーグルが着用せず。
それから潜伏期間を経て、今回発症した模様。
これについてツイートでも、
検疫官もなるってやばいよなー、どんな衛生管理なんだろ。3月の旅行どうしよ https://t.co/vAsZvO69X5
— みーつい321 (@dct823d) 2020年2月12日
クルーズ船にて対応していた検疫官が、新型コロナウイルスに感染した。
全身防護服やゴーグルを着用せず、作業後に全身消毒もせず、作業着を着脱していた。愚かな感染である。
この職員がスプレッダーとして、検疫官、救急隊員、医療従事者や船の乗員、乗客に感染を広げていないことを願いたい。— 沖浦 (@okiura2) 2020年2月12日
と言う声も上がっており、なぜ中国でこれだけ感染者が増えているにも関わらず、なぜ防護服を着ていなかったのか疑問でしかありません。
中国を除いて日本だけが感染者数が右肩上がりになっているため、非常に怖いです。
検疫官がクルーズ船で防護服を着なかった理由
今日のクルーズ船の状況などを見ていると、作業員の方はきちんと防護服を着ていました。
ではなぜ、新型コロナウイルスに感染した検疫官は防護服を着なかったのでしょうか。
実はWHO(世界保健機関)の方針で、防護服は不要であるとされていたからです。
政府はこの対応に従い、防護服を着せずにクルーズ船で作業をさせました。
>検疫官は、医療用のマスクや手袋を着用していた一方で、防護服やゴーグルなどは着用していませんでした。
>これについて厚生労働省は、WHO=世界保健機関の指針に基づく対応だったとしています。WHOのテドロス・アダノムを信用していない、欧米の患者への対応を見ていれば、危険性は一目瞭然
— しろくま (@hontounokotoga1) 2020年2月12日
その結果、新型コロナウイルスに感染してしまいました・・・。
今回、この対応がマスコミなどに問われましたが、加藤勝信厚労相大臣が「防護服は必要ない」とのコメントしたことに、非難が殺到しました。
加藤勝信厚労相大臣に非難の声殺到!検疫官が新型コロナウイルスに感染も防護服は必要ないと言い放つ
各国の対応を見ると、WHOに従わずに独自のルールで動いている国もあるだけに、マニュアルばかりの対応で後手になったことは否めません。
検疫官も新型コロナウイルス発症!なぜクルーズ船で防護服を着なかったのか?まとめ
今回はWHOの指針に従い、検疫官は防護服を着なかったようですが、見事に感染してしまいました。
この検疫官が働いていたのが2月3日~4日だと言われているので、この期間に他の職員などはいなかったのかなども気になるところです。
全く報道されていないため、2次感染などが危ぶまれます。
クルーズ船では次々と感染者が増えており、隔離の仕方や対応にもかなり問題があると言わざるを得ません。
今のやり方だと新型コロナウイルスに感染されていない方も感染してしまうので、もう少し対応を考えて欲しいですね。
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